口臭は食べカスが原因?フロスを上手に使う3ステップ

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10月も下旬に差しかかり、めっきりと朝晩は冷え込んできました。ついつい油断をして薄着で寝てしまい、翌朝起きたら風邪を引いていた!なんてかたもいるのではないでしょうか。

というわけで、マスクをしてみるのですが、しばらくするとそのマスクから跳ね返ってくる自分の息がもしかして…。

「あ、私の息、臭いかも。」そんな経験はありませんか?

口臭のない人間はいませんが、普段の生活習慣や食べ物、お口の中のケアをどのくらいしているのかによっても、人による口臭の強さの度合いは違います。

今回は食べカスによる口臭のお話です。

口臭の種類を3つに分類してみます

その① 自然な状態の口臭

まず知っておきたいのは、誰にでも自然の口の臭いがあるということです。そもそも口の中は湿気がたくさんある上に温度も高いので、雑菌が繁殖して臭いを発しやすい環境であると言えます。ですから自然にしていても口臭はあるものなのです。もちろん、この自然な状態の口臭を抑える努力も必要だと思います。

余談ですが、日本人は口臭に対する意識が低いとされています。これに対してキスをしたりハグをしたりとお互いの顔と顔を近づけるスキンシップを図る欧米人は、口臭に対する意識が高いのです。

その② 生理的口臭

生理的口臭とは、病気(虫歯や歯周病、その他の疾患)などの原因疾患はありませんが、その時の口の中の状態や体調、精神状態によって唾液の分泌量が減るなどして起こる口臭や、食べ物やタバコ、アルコールによって生じる口臭を指します。

その③ 病的口臭

病的口臭には、次のようなものが挙げられます。

虫歯や歯周病などの口の病気
ちくのう症や扁桃炎などの鼻や喉の病気
胃炎や胃拡張などの胃腸の病気
慢性気管支炎などの呼吸器の病気
糖尿病や肝臓病、腎不全、ガンなどの病気

などなど、一言でいうと病気が原因になっている口臭です。そしてこの病的口臭の原因の90%は虫歯や歯周病だと言われています。口臭が気になり始めたら、虫歯や歯周病の状態が進行している可能性が高いのです。

と、いろいろと挙げてきましたが、今回はこのお話ではありません。

自然の状態の口臭と食べカスの関係

お口の中は湿気があって温度も高いというのは前述した通りです。雑菌が繁殖しやすく臭いを発しやすい環境であることも前述しました。

ですから食べカスが危険なんです。

お口の中や歯のすき間に食べカスが残っていると、そのまま口の中で発酵し腐敗します。口の中の温度は体温と同じ36〜37度くらいありますので、食べカスが発酵して腐敗がはじまるにはちょうどいい温度帯であると言えます。

つまり、食事をした後に放っておいた食べカスが腐敗をはじめて、あなたの口臭を望ましくない状態にしているのです。

やはりフロス(糸ようじ)が大活躍

フロス1-01

食べカスによる腐敗臭を消すためには、食後に歯ブラシを使って歯磨きをするのは当然ですが、正直なお話、それだけでは食べカスがキレイに取り除けるとは言い難いです。

少々面倒だと思うかもしれませんが、食べカスを取り除くにはフロスが効果的です。と、食べカス食べカスと言ってきましたが、実はフロスは食べカスだけを落とす道具ではありません。

 

フロスは歯のバクテリアを擦り落とす道具

食べカスももちろんですが、お口の中にいるバクテリアが作り出すガスである揮発性硫黄化合物が口臭の主な原因となります。

揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)とは、口臭の原因である主な成分で、メチルメルカプタン、硫化水素、ジメチルサルファイドなどが挙げられます。そして、それらにはそれぞれの特有の匂いがあるのですが、

メチルメルカプタン 血生臭い、魚や野菜が腐ったような臭い
硫化水素 温泉地のような卵の腐ったような臭い
ジメチルサルファイド 生ゴミのような臭い

このような嫌な臭いをバクテリアが作り出しています。ですから、口臭を軽減するためには歯の至るところに繁殖したバクテリアを擦り落して除去する必要があるのですが、どうしても歯ブラシだけでは不十分です。

歯と歯の間を清掃する必要があるのです。こちらにもバクテリアがびっしりと付着して繁殖しています。しかしこの部分は歯ブラシが届きにくい部分であり、磨き残しも多いので、別の道具で清掃する必要があります。

その道具の一つがフロスなのです。

 

フロスを上手に使うコツ 3ステップ

①フロスの当て方

STEP1 歯と歯の間に糸を通す
STEP2 片方の歯の面にしっかり押し当てる
STEP3 上下に面を擦り清掃する

STEP2の片方の歯の面にしっかり押し当てるというのがポイントです。歯と歯の間に糸を通して上下運動するだけでは、歯の表面にこびりついて繁殖したバクテリアを擦り落とすことはできません。

フロス1-02

この時、歯の隣接面にフロスを押し付けながら歯周ポケットの中まで入れると効果的です。ただし、痛みを感じるところまで入れる必要はありません。

片方の面の清掃が終わったら、今度は反対側の面にフロスを押し当てたまま上下に面を擦ります。清掃している歯の面に糸を当てることを意識しながら上下するのがポイントです。

 

②糸を当てる角度

フロス2-01

フロスは、まず清掃しようとする歯と歯の間を歯茎の方向に通す必要があります。その時のコツの一つは、清掃しようとする2本の歯を結ぶラインに、写真のように直角にフロスを当てます。

 

このように、場所によって当てる角度が変わりますが、意識していただきたいのは、2本の歯を結ぶラインに直角に当てるということです。

③のこぎりを引くように動かす

フロスを直角に当てたら、のこぎりを引くようにフロスを動かしていって、歯と歯が接触しているところを通過させると隙間に通りやすいです。

フロス2-05

奥歯は少しやりづらいのですが、写真のようにフロスの糸に対して直角に柄がついているものが使いやすいです。

 

まとめ

口臭の種類には次のものがあります。

自然な状態の口臭
生理的口臭
病的口臭

 

これらの中でもすぐに自分で口臭の問題に対処できるのは、自然な状態の口臭であり、これらの主な原因となっているのはお口の中で発酵・腐敗した食べカスやバクテリアをしっかり除去することです。

その除去のためには歯ブラシだけでは不十分であるのでフロス(糸ようじ)を効果的につかっていくと良いです。

最初は時間がかかるかもしれませんが、ポイントを抑えれば誰でもカンタンに手早く清掃できるようになります。

上手くできているかどうか心配であれば、歯科医院でチェックしてもらうのも良いでしょう。

 

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